カンボジア法人の日本支店設立

カンボジア法人の日本支店設立の業務がやっと完了しました。
クメール語で書かれている定款の英文訳を取り寄せて、日本語に翻訳し、英文の宣誓供述書と日本語訳を作るところまでは良かったのですが、ここで問題が。
宣誓供述書は現地法人の代表者にカンボジアの公証人の前で、宣誓供述してもらわないといけないのですが、代表者がフランスで病気療養中とのこと。
そこで、司法書士の池田先生に法務局に他の方法はないかと確認をしてもらったところ、日本支店長が宣誓供述したものでも良いとのことだったので、東京のカンボジア大使館に宣誓供述書の作成ができるか確認を取ったところ、やったことがないとの返事。
そこで、急遽支店長にカンボジアに行ってもらい、宣誓供述書を作ってもらったのですが、住所が何故か間違っていることが判明。
結局、病気療養中の現地法人社長の帰国を待ってから作成をすることに。
大変でした。
カンボジアは、長いこと共産主義政権だったので、公証人が今のところ1名しかいないそうです。現在、フランスに候補を派遣して養成しているそうです。
共産主義国は、自由主義国と法体系が違うので、こういうときに困ります。実務をやっていると、日本は自由主義国でよかったなあと思います。
カンボジアは今から発展するんでしょうが、やっと明治維新が終わり開国したぐらいの感覚のようです。商品作物という概念がないから、米以外の作物を作ろうとしないとか、色々な話を聞きます。
とにかく無事終わって良かったです。池田先生ありがとう。
当事務所では、外国法人の日本支店設立のお手伝いも行っております。お気軽にご相談を。

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